日 時
2023年 10月27日 14:00~15:30
参加団体・人数
参加団体 大阪シニア大学
参加人数 11名
コース
阿倍野区民センター(集合)~五代友厚の墓~安倍晴明神社~阿倍王子神社~熊野かいどう道標
~晴明丘中央公園(旧山本藤助邸)~帝塚山古墳(解散)
まち歩きの様子
参加者より
阿倍野区民センターホール常設の「阿倍野筋遺跡」の漁具から海が近かったことを知り、上町台地の海食崖地形や、これから歩くルートに興味が湧いてきます。
まず、センター隣接の南霊園に行きました。この墓地に来るのは初めてなので、広大さと墓石が多いことに驚きました。五代友厚については朝ドラで放映されたこともあり、皆さん良く知っておられました。
阿倍野筋を歩いていると、昔からチンチン電車の名で親しまれている路面電車に出くわしました。大阪府下に残る唯一の路面電車だそうです。日本最古の現役車輌「モ161形」も運行されているとのことで、またの機会には、「あべのハルカス」をバックに写真を撮りに来たいと思いました。東天下茶屋駅構内の馬が客車を引っ張る「馬車鉄道跡」碑の話も愉快でした。旧熊野街道では、平安時代は蟻の行列のようなにぎわいであったと聞き、昔を想像しました。「安倍晴明神社」の晴明の母親がきつねだったり、数々の奇跡を起こし天皇まで動かした晴明の力は、樹齢数百年の御神木を見ると「ホントかも」と思えてしまいます。
晴明丘中央公園でお茶を飲みながらの休憩時、帝塚山学院創設者の一人山本藤助の4000坪の南華園のお客接待の園遊会の話は、「何てリッチなことよ」と思いました。帝塚山住宅街では大正時代、摂津酒造の竹鶴政孝とリタ夫妻が仮住まいをした邸宅跡や、安藤忠雄氏設計の現住宅の見学もできました。
今日のゴール「帝塚山古墳」の看板には「国の史跡に指定されながら、住吉常盤会が所有しています」とありました。 大阪市内で唯一、前方後円墳原形を保っています。普段は非公開のこの古墳の柵の中に入り、長さ120m幅57mの古墳の周りを歩くことができました。ところが、説明を聞いているとき、西の空の雲行きがどんどん怪しくなってきました。急いで皆で集合写真に納まり、最寄りの南海高野線「帝塚山駅」や阪堺電車のチンチン電車に飛び乗って帰路についた次第です。
感想
今回、1時間30分にて「阿倍野の街から帝塚山古墳登頂」の散策をご案内させていただきました。参加していただいた皆様方から、「もっと時間をかけ、もう一度来てみたいと思います。」とのお声をいただき、ガイド・サポーター4人は嬉しい限りです。