天王寺・茶臼山に登ろう!

観光スポット

「茶臼山」ってどこにあるの?

大阪市天王寺区のJR・大阪メトロ天王寺駅のすぐ西にある天王寺公園内です。天王寺公園内を「てんしばエリア」・「慶沢園」・「美術館」前を通ると北側に小高い山が見えてきます。それが「茶臼山」です。手前には「河底池」がありますので、赤い橋「和気橋」を渡ります。

「茶臼山」は、どんな山?

天王寺公園内にあり「古墳」ともいわれていますが、確かな痕跡や出土品は見つかっていません。今から約400年前の「大坂夏の陣」の舞台が、天王寺・茶臼山界隈です。豊臣方と徳川方が戦国時代最大にして最後の戦いを繰り広げました。大坂冬の陣で徳川家康が、夏の陣では真田幸村がそれぞれ本陣をおきました。近年の発掘調査では、家康本陣の台所付近が発見されています。夏の陣では幸村がここから三度も家康本陣を襲撃し、家康を心底から恐れさせました。

大きな建物がなかった時代、ここから大坂城までよく見渡せたことでしょう。

「茶臼山登頂証明書」とは?

茶臼山を訪れて下さる方々に、約400年前の戦いや武将たちの働きに思いを馳せながら散策を楽しんでいただきたいと思います。400年を記念して数年前に、山頂に「茶臼山山頂碑」を建立しました。茶臼山は標高26メートルで、大阪五低山の一つでもあります。茶臼山に登頂された記念に「登頂証明書」を発行しています。茶臼山北側の一心寺三千佛堂に置かせていただいています。(一部100円)

「大阪五低山」とは?

大阪五低山は以下です。

 1.天保山(4・5メートル)→大阪市港区

 2.聖天山(14メートル)→大阪市阿倍野区

 3.御勝山古墳(14メートル)→大阪市生野区

 4.帝塚山古墳(20メートル)→大阪市住吉区

 5.茶臼山(26メートル)→大阪市天王寺区